災害時には、情報収集や連絡手段としてスマホはもちろんですが、パソコンも非常に役立ちます。
しかし、停電やインターネットの障害などが発生することもあるため、災害時に使用できるように平時に事前の準備が必要です。
本記事では、災害時にパソコンを効果的に使用するための準備について、わかりやすく説明します。
災害時にパソコンを使えるようにするには

電源の確保

停電時にパソコンを使うにはどうすればいいですか?

ポータブル電源や外部バッテリーを準備しましょう。
停電時には、パソコンのバッテリーがすぐに切れてしまうことがあります。以下のような対策をしておくと安心です。
- ポータブル電源
- 大容量のポータブル電源は、停電時でもパソコンを長時間使用することができます。
- 外部バッテリー
- ノートパソコン用の外部バッテリーを準備しておくと、予備電源として役立ちます。
ポータプル電源とは
ポータブル電源は、持ち運び可能なバッテリーシステムで、停電時やアウトドアでの電力供給を可能にします。
USBポートやACコンセント、DC出力など、多様な出力端子を備えており、スマートフォン、ノートパソコン、家電製品、照明器具などを充電・駆動できます。
ポータブル電源のメリット
- 停電時の電力供給
- 災害時に停電が発生した場合でも、パソコンやスマートフォンを使用して連絡を取ったり、情報を確認したりできます。
- 多様なデバイスに対応
- USB充電からAC電源対応まで、さまざまなデバイスを接続できるため、緊急時の電力需要を柔軟にカバーします。
- 持ち運びが簡単
- コンパクトな設計で、キャンプや車中泊などのアウトドア活動にも活用可能です。災害時以外でも便利に使えるのが魅力です。
- 環境にやさしいエネルギー利用
- ソーラーパネル対応のモデルを選べば、太陽光で充電が可能。エコで長期的な利用が可能です。
ポータブル電源の選び方
ポータブル電源を選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。
- 容量(Wh)
- 使用したいデバイスに必要な電力量を考慮しましょう。ノートパソコンを数時間使用したい場合、300Wh以上の容量がおすすめです。
- 出力端子の種類と数
- 使用予定のデバイスが接続可能か確認してください。USB-CやACコンセントなど、必要な端子を備えているモデルを選びましょう。
- 充電方法
- コンセントや車載充電のほか、ソーラーパネル充電が可能なモデルは災害時に特に便利です。
- サイズと重量
- 持ち運びのしやすさも重要です。軽量でコンパクトなモデルを選ぶと、いざというときにすぐ使えます。
- 安全性
- 過充電防止や過熱防止機能がある製品を選び、安心して使用できるものを選びましょう。
おすすめのポータブル電源
- Jackery ポータブル電源 400
- 軽量かつ400Whの容量を備え、USB、AC、DC出力端子を搭載。
アウトドアや災害時の電源として1~2日使用することが可能。 - AC100Vコンセントが1口、USBーAが2口、シガーソケット1台が搭載されているため、最大4台を同時に給電することが可能です。
- 別売りのソーラーパネルを組み合わせることで充電することも可能です。
- 軽量かつ400Whの容量を備え、USB、AC、DC出力端子を搭載。
- Anker Solix C300 Portable Power Station
- 安価で小型かつ軽量。ストラップ付属で災害時に持ち運びしやすい。
- 大型ライトが搭載されているため、停電時の備えにできる。
- AC100Vコンセントが3口、USB Type-Cが3口、USBーAが1口、シガーソケットが1口搭載されているため、スマホやノートパソコンの充電が可能。
- 別売りのソーラーパネルを組み合わせることで充電することも可能です。
- EcoFlow RIVER2 Pro
- 768Whの大容量モデルで、ソーラーパネル充電にも対応しているため長時間利用できる。
- 充電ポートはAC100Vコンセントが4口、USB Type-Cが1口、USBーAが3口、シガーソケットが1口搭載されている。
- ソーラーパネル、シガーソケット、AC充電、USB Type-Cからと4通りの充電方法があり充実している。
ポータブル電源は、災害時の備えとして非常に心強いアイテムです。自分のニーズに合ったモデルを選び、いざというときに備えておきましょう。また、普段からの定期的な点検と充電も忘れずに行い、いつでも使用できる状態を保つことが大切です。
重要データのバックアップ


重要なデータを失わないための対策は?

クラウドストレージと外部ハードディスクを活用しましょう。
データの消失を防ぐため、以下の方法でバックアップを行いましょう。
- クラウドストレージ
- Google DriveやDropboxなどのクラウドストレージを活用し、重要なデータをインターネット上に保存しておくと安心です。
- 外部ハードディスク
- 外部ハードディスクに定期的にバックアップを取っておくと、万が一の時にもデータを復元できます。
ソフトウェアとツールの準備


災害時に役立つソフトウェアやツールはありますか?

オフラインで使えるツールやコミュニケーションアプリをインストールしておきましょう。
災害時には以下のようなツールが役立ちます。
- オフライン対応の地図アプリ
- Google Mapsなどでオフライン地図をダウンロードしておくと、インターネットが使えなくても位置情報を確認できます。

- コミュニケーションアプリ
- LINEなどのメッセージアプリを使って、インターネットが復旧次第、迅速に連絡を取れるようにしましょう。

防災情報の確認

災害時の最新情報を得る方法は?

気象庁の公式サイトや防災アプリを活用しましょう。
災害時には正確な情報を入手することが重要です。
- 気象庁公式サイト
- 気象庁のウェブサイトでは、最新の災害情報や天気予報を確認できます。
- 防災アプリ
- 各自治体が提供する防災アプリをインストールしておくと、プッシュ通知で最新情報が届きます。
まとめ
災害時にパソコンを活用するためには、電源の確保、インターネット接続、データのバックアップ、必要なソフトウェアの準備、そして防災情報の確認が重要です。これらの準備を事前に整えておくことで、災害時にも安心してパソコンを使うことができます。
この記事が、災害時の備えに役立つ情報となれば幸いです。準備をしっかりと行い、いざという時に備えましょう。
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