Excelは、ショートカットキーを活用することで、日々の作業を劇的に効率化できるツールです。しかし、「どのショートカットを覚えればいいのかわからない」という方も多いでしょう。この記事では、初心者向けから上級者向けまで、実用性の高い50種類のショートカットキーを厳選して紹介します。
使い方を問答形式や実例で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

この記事は、
- Excelの業務効率を上げたい方
- Excelのショートカットキーを知りたい方
- パソコン初心者の方
にも役立つ情報を掲載しています。
Excelのショートカットキー50選
初心者向けの基本ショートカットキー10選

初心者の方がまず覚えるべき基本的なショートカットキーを厳選しました。これらは日常的な操作で頻繁に使うものばかりです。
操作内容 | ショートカットキー | 説明 |
---|---|---|
コピー | Ctrl + C | 選択したセルやデータをコピーします。 |
貼り付け | Ctrl + V | コピーした内容を貼り付けます。 |
切り取り | Ctrl + X | 選択したセルやデータを切り取ります。 |
元に戻す | Ctrl + Z | 最後の操作を取り消します。 |
やり直し | Ctrl + Y | 元に戻した操作を再実行します。 |
保存 | Ctrl + S | 現在作業中のファイルを保存します。 |
印刷プレビュー表示 | Ctrl + P | 印刷画面を開きます。 |
すべて選択 | Ctrl + A | シート全体または選択範囲全体を選択します。 |
検索 | Ctrl + F | シート内で文字列を検索します。 |
名前を付けて保存 | F12 | ファイルを別名で保存します。 |

まずどれから覚えるべき?

最初に覚えるべきは「Ctrl + C(コピー)」や「Ctrl + V(貼り付け)」です。
これらはExcel以外のソフト(Wordやブラウザなど)でも使えるため、覚えることでさまざまな作業に応用できます。
作業効率を上げる中級ショートカットキー20選

次に、少し慣れてきた方向けに、日常作業を劇的に効率化する中級レベルのショートカットキーを紹介します。
操作内容 | ショートカットキー | 説明 |
---|---|---|
行を挿入 | Ctrl + Shift + “+” | 選択した行の上に新しい行を挿入します。 |
列を挿入 | Ctrl + Shift + “+” | 選択した列の左に新しい列を挿入します。 |
行を削除 | Ctrl + “-“ | 選択した行を削除します。 |
列を削除 | Ctrl + “-“ | 選択した列を削除します。 |
セルの編集モードに入る | F2 | 選択したセルを編集可能な状態にします。 |
罫線を挿入 | Ctrl + Shift + “&” | セルに罫線を追加します。 |
フィルタの設定/解除 | Ctrl + Shift + L | データにフィルタを設定または解除します。 |
選択範囲を太字にする | Ctrl + B | 選択したセルの文字を太字にします。 |
斜体にする | Ctrl + I | 選択したセルの文字を斜体にします。 |
下線を引く | Ctrl + U | 選択したセルの文字に下線を引きます。 |
オートフィル | Ctrl + D | 選択範囲の上のセル内容をコピーします。 |
セル内容を右にコピー | Ctrl + R | 選択範囲の左のセル内容をコピーします。 |
ワークシート間の移動 | Ctrl + PgUp / PgDn | 前後のシートに移動します。 |
フルスクリーン表示 | Ctrl + Shift + F1 | ワークシートをフルスクリーンで表示します。 |
コメントを挿入 | Shift + F2 | 選択セルにコメントを追加します。 |
セルを結合する | Alt + H + M + M | 選択範囲を1つのセルに結合します。 |
グラフの挿入 | Alt + F1 | 選択範囲からグラフを挿入します。 |
オートサムを挿入 | Alt + = | 選択範囲に合計を挿入します。 |
書式設定ダイアログ表示 | Ctrl + 1 | セルの書式設定ダイアログを開きます。 |
シートを新規作成 | Shift + F11 | 新しいシートを追加します。 |

「Ctrl + D」と「Ctrl + R」の違いって何なの?

「Ctrl + D」 はセルの上の内容を下方向にコピーし、「Ctrl + R」 はセルの左の内容を右方向にコピーします。特定の列や行に同じ内容を反映したいときに便利です。
上級者向け!データ分析に役立つショートカットキー20選

上級者向けに、データ分析や大規模なデータを扱うときに便利なショートカットキーを紹介します。
操作内容 | ショートカットキー | 説明 |
---|---|---|
データ範囲を選択 | Ctrl + Shift + 方向キー | データ範囲を素早く選択します。 |
最終セルに移動 | Ctrl + End | シートの最終セルに移動します。 |
開始セルに移動 | Ctrl + Home | シートの最初のセルに移動します。 |
行の非表示 | Ctrl + 9 | 選択した行を非表示にします。 |
列の非表示 | Ctrl + 0 | 選択した列を非表示にします。 |
行の再表示 | Ctrl + Shift + 9 | 非表示にした行を再表示します。 |
列の再表示 | Ctrl + Shift + 0 | 非表示にした列を再表示します。 |
絶対参照の切り替え | F4 | 参照を絶対/相対参照に切り替えます。 |
数式を表示 | Ctrl + ` | セル内の数式を一括表示します。 |
数値のカスタム書式設定 | Ctrl + Shift + 1 | セルに数値のカスタム書式を適用します。 |
テーブルの作成 | Ctrl + T | 選択範囲をテーブルに変換します。 |
セルの削除 | Ctrl + “-“ | 選択したセルを削除します。 |
データの並べ替え(昇順) | Alt + H + S + S | データを昇順で並べ替えます。 |
データの並べ替え(降順) | Alt + H + S + O | データを降順で並べ替えます。 |
ピボットテーブルを作成 | Alt + N + V | ピボットテーブルを作成します。 |
セルをロック/ロック解除 | Ctrl + 1 → 保護 | セルをロックして保護します。 |
マクロの実行 | Alt + F8 | マクロを実行します。 |
名前の定義 | Ctrl + F3 | 名前の定義ウィンドウを開きます。 |
ハイパーリンクを挿入 | Ctrl + K | セルにハイパーリンクを挿入します。 |
スクリーン分割 | Alt + W + S | ウィンドウを分割します。 |

「F4」の絶対参照切り替えって何?

例えば、セル参照を「A1」から「$A$1」に切り替えたい場合に「F4」を押すだけで変換できます。絶対参照は数式をコピーする際にセルを固定するために使います。
まとめ
今回ご紹介した50種類のショートカットキーは、Excelを使いこなすための最強のツールです。最初は覚えるのが大変に感じるかもしれませんが、日常的に少しずつ使うことで自然に身についていきます。
おすすめステップ:
- 基本的なキー(「Ctrl + C」「Ctrl + V」など)から始める。
- 作業に応じて中級・上級のキーを少しずつ取り入れる。
- 実際の作業に繰り返し使いながら、自然に体に覚えさせる。
ショートカットキーをマスターすれば、作業が圧倒的に効率化し、Excelでの作業がより楽しくなります!ぜひ今日から試してみてください!